久しぶりに訪れようと思っていた雲南省、干ばつの被害がひどく 4月末現在 ホテルで水が使えるのは1日1時間だけ。仕方なく予定取り消し。

その後の5月の水害、干ばつの被害はその後もひどく(5月10日現在)、今年のプーアール茶は生産量が少なく価格が高い。
中国のその他の地域も含め 早く平常の生活に戻れますようにと 祈りつつ・・・

5月はじめに訪れたアモイ、安渓の春茶の季節、天気が悪く なかなかお茶摘が出来ないと嘆いていた。5月のアモイと言えば、いつもなら半袖の服で過ごせるのに、今年は長袖、朝夕は冷えて少し厚めの服が必要な日も。



お茶屋さんの店先では、茶葉の茎を取る作業。
おしゃべりをしながらのこの作業、お茶の香りに包まれ、この上ない至福の時間。

さて、最近のプーアール茶事情、今回は、具体的にご紹介させて頂きます。


 

’09年に 孟海地区のプーアール茶工場で造られたプーアール熟餅、見かけは質もよく何の問題もないプーアール熟餅なのに、あるお茶屋さんが、工場の出荷価格より安い価格で手放したい(売りたい)とか。

プーアール茶は たとえ1年でも 古くなれば高くなるのは、プーアール茶ファンなら誰でもご存知。おまけに’09年と言えば、プーアール茶の価格も元に戻って安くなっている。いったいどのような事情があるのだろうか?と、このプーアール茶を入れてみました。



先ず、包み紙は 喬木となっているのに、プーアール茶の茶葉は小さな茶葉。



本来、野生の喬木(背の高い樹)の茶葉はこのようなものです、発酵が速く進むように切られています。
たとえ大きな茶葉でも気をつけなければならないのは、お茶の新芽を摘まず、大きく育つのを待って、喬木の茶葉と言っている場合がありますので 注意が必要です。

飲んでみると、まだ1年、倉庫に保管されていたプーアール熟茶 少し酸味(プーアール茶の発酵の味)がの残っているのは当たり前のことなのですが、プーアール熟茶の基準の味にはなっていません。これから まだ 発行が進んでいくのですが、さて、どんな味になるのか?

何に問題があるのか? 考えられる原因は 二つ。

一つは、茶葉の配合がうまく出来ていないのか?
(各地から買い集めた茶葉を うまく配合するには、やはりそれなりの経験がなければ出来ないのです。)

もう一つは、渥堆発酵の工程の問題。

プーアール茶の価格が元に戻り、質の良いプーアール茶が造られることを期待していたのですが、ただ 残念としか言いようがありません。

この頃、プーアール茶ファンの方からも、質の悪いプーアール茶を買ってしまいました。と言う声が聞かれるようになりました。
手品じゃあるまいし、質の悪いプーアール茶が 年月を経て美味しいプーアール茶になる訳ではありません。きっぱりとあきらめて、時間の無駄にならないように、お金の無駄だけで終わらせましょう。

プーアール茶工場が民営化されてからのプーアール茶、本当に質が悪くて、プーアール生茶は、プーアール熟茶に比べれば・・・まだまし、と言うだけで、なかなかいいプーアール茶がありません。

そのなかで、比較的いいなと思ったのが このプーアール茶、




このプーアール生茶、このプーアール茶工場で造られたプーアール生茶でも、特に質のいいものだと思います。

’07年に造られたプーアール青餅、中国でのプーアール茶価格が暴落して、プーアール茶の奪い合いもなくなってからのこと、台湾のお茶屋さんが、現地で質の良い茶葉を探して、プーアール餅茶造り。

質の良い茶葉を見つければ それで安心、なんて言っていられません。プーアール餅茶が出来上がるまで、ずっと 付きっ切りでないと、せっかく見つけた良質の茶葉なのに、安くて質の悪い茶葉にすり替えるられてしまいます。(これは、中国ではごく普通の習慣です。)質のいいプーアール茶を造るのは、なかなか大変なこと。

苦労のかいあって、なかなかいいプーアール茶が出来たようです。

これから、まだ暫く倉庫へ。台湾では、プーアール茶倉庫は、台北よりも気候条件のいい南部に多く造られています。

このプーアール茶工場も 民営化されているのですが、国営の頃には



臨滄銀毫沱茶を生産していました。

さて、話は変わって、以前ご紹介した雲南六大茶山茶業有限公司のこと
倒産状態なのに、ずっとプーアール茶を造り続けている、どうしてつぶれないんだろう?なんて 疑問に思いませんか?

実は、雲南省政府が、つぶれると 多額の貸付金を回収出来なくなるので、たとえ少しずつでも取り戻したいと、倒産させたくないのです。
あれ!北京のプーアール茶御殿はどうなったのだろう?と、チラッと思ってしまいますが・・・

やはり、頑張って欲しいですよね。一度失った信用はなかなか取り戻せないけれど、創業当時には 質のいいプーアール茶も造っていたのですから。



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