プーアール茶、安くなりましたネ。
と言っても、安くなったのは、新しく造られるプーアール茶の工場出荷価格。

’05,’06年プーアール茶が一番高い時、孟海茶廠での価格は、1枚300-400人民元。おまけに 手間隙かかるプーアール熟茶の生産量は、わずかな物でした。

’07年春節以降、プーアール茶の価格が暴落してから、孟海茶廠での価格は、プーアール生茶1枚 20人民元、プーアール熟茶1枚 30人民元と、正常な価格に戻りました。

これで、以前のような良質のプーアール茶が造られればいいのですが、大きな問題があります。
以前は使われていなかった農薬と化学肥料の問題。

プーアール茶の産地 雲南省でも、’04年頃から農薬が使われ始めています。
質量安全のマークが付けられているので安全。緑色食品だから安全。と言う人が多いのですが、私自身、今のところ、これらのマークがあっても、安全だと信じることが出来ません。

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以前、このページで紹介させて頂きましたが、鉄観音・ウーロン茶のふるさと安渓のお茶工場へ通っていた頃、茶葉の収穫期にもかかわらず、農薬を散布している人を多く見かけたのですが、その割には、その当たりの茶葉を買い取った工場の茶葉の残留農薬検査をしても、その結果は、何の問題も無く、安全と言う証明書をもらえるのですから。

このような光景を目の当たりにすると、今のところ 中国での残留農薬検査は、日本の基準とはかけ離れたもので、安全とは信じがたい。

農薬の問題以外にも、化学肥料が使われるようになったこと。以前、プーアール茶は有機栽培の茶葉で造られたので、美味しいプーアール茶になったのですが、化学肥料が使われるようになって、はたしてどのような味になるのか?ちょっと、心配です。

このページで、プーアール茶工場が民営化されてから、良質のプーアール茶が造られていないし、特にプーアール熟茶がひどい、と紹介したところ、何人かの方に、美味しいプーアール熟茶もありますよ。と、言われました。
確かに、当店の取り扱っている プーアール茶工場が国営の時に造られたプーアール茶と比べると、良いものが無い、となってしまうのです。

勿論、同じ包み紙でも、中身はピンからキリまで、お茶屋さんがオーダーすれば、その金額に見合ったプーアール茶が造られるのですから。偶然、質のいいプーアール茶に出会えた方がいらっしゃるのかも知れません。当店でも、今 香港などの倉庫で貯蔵されているプーアール茶で、いいものに出会えれば・・・と思っています。

プーアール熟茶は、厚みのある秋の茶葉を、渥堆発酵させて造られる(美味しく飲めるまで 3-4年かかる)のですが、ここ数年、多くのプーアール熟茶は、薄い春の茶葉を用い、速成で発酵させて造られています。薄い茶葉は、発酵が速く進み、少し置くと雑味が無くなり、美味しく飲めるのですが、長く置くと味がなくなるので、余りお勧めできるプーアール茶ではありません。

ここ数年、良質のプーアール茶が造られていないのに、香港や台湾では変わりなく大量に飲み続けられているので、’90年代に造られたプーアール茶の価格は、高騰しています。

プーアール茶工場が国営の頃に造られた、質の良いプーアール茶を紹介した本も出版されていますので、興味がある人は是非。(1950年から2004年まで、プーアール茶工場が国営だった頃に造られた プーアール七子餅茶が紹介されています。)



ところで、最近報じられているサプリメントの過剰摂取による健康被害、健康にいいはずの油を使っていたのに、実は・・・と言うのは、まだ記憶に新しい。
1950年代から初め頃から、香港で大量に飲み続けられているプーアール茶。血圧が下がった。コレステロール値も正常になったなど、健康にいいらしいという話は、よく耳にするが、プーアール茶を飲み過ぎて健康を害したと言う話はいまだ聞いたことが無い。
プーアール茶を安心してお楽しみ頂ければ、と思います。勿論、農薬の心配の無い頃のプーアール茶を。



プーアール茶・七子餅茶価格表

プーアール茶・沱茶・散茶価格表

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